ギャンブルで離婚のブログ

ギャンブルが原因で離婚することになりました

歌舞伎町

中野から電車に乗り新宿に着いた。


東南口に出て、すぐ向かいのグリンピースを見て昔は、よく行ったなーと。


そのまま東口の方に向かいマルハンを左に見ながら歌舞伎町へ向かった。


その時すでに、スロットはどうでもよくなり

僕はまず、飲もうと思っていた。


串揚げのお店龍馬に入り、ビールと串カツのセットを頼み。スマホを見た。


昼から僕みたいな人も多く、皆一人で串カツをあてにお酒を飲んでいた。


沢山飲み沢山食べたので、なんか酔ってもう一度スロットに行こうと思い、エスカスに入った。


大好きなモンハンに適当に座り、

しばらくすると、緊急ミッションになり

ジエンモーランを討伐し、ストック一つもらってATに繋がった。


そのATが調子良く15連ぐらしてコインが増え、連チャン終わったら辞めやな。と思い連チャンが終わりゾーンを回すと中々前兆が熱く、これは行けるかな(でも連チャン中に曲変化も無かったしどやろ?)なんて思っていたところ最後のプッシュで主人公が倒れイラつきながらレバーを叩くとなんか虹色ぽいカットインが出て、

復活か!と画面をよく見れば逆押しで7を狙えというような指示が出ていた。


復活ちゃうんかい!と一応逆押しで七を狙うと

上段に青七が揃った。


この時点では僕は気づいておらず、いつものAT準備中になりもう一度七を揃えると青七が揃い。ラッキーと思っていた。


が、それはいつものジンオウガではなく、アマツカヅチが出てきた!


「やべ!初めて引いた。こんな風にいくこともあるんか。」とドキドキして隣の人も僕の台に集中していた。


結論から言うとアマツに逃げられ、何百枚のコインが出て終了。


全く惜しくもない逃走だったので悔しくも無かった。


もういいやと思い換金して店を後にした。


二万位勝ち、歌舞伎町は夜になっていた。

スロット

安田記念が終わり、しばらくして

ある日秀吉君が僕に話しかけてきた。

「貴一さん、中野に良いスロ屋があるんですけど行きません?」


中野で、僕はピンときた。


「ジパングか?」


「貴一さん、知ってるんすか?」


「まだ四号機が有る頃行ったことあるわ」


僕が覚えているのは、確か一階に花田勝のスロットやよっちゃんイカのスロットが有り、地下に秘宝伝や、不二子やらがあった気がした。


「あんま覚えてないけど、有名な店やね。」


秀吉が、「最近知ったんですよ。いきません?」


「ほないこか。」


久しぶりに地元や渋谷以外で打つなとワクワクしていた。


記憶が少し曖昧だが、ジパングのラインナップを見ると、(ビンゴ、まどマギ、化物、オキドキ、ニューペガサス、ジャク、ハーデス、スタードライバーなどがあった。)


中野遠征当日、9時に中野駅に集合しそのまま店の前に並んだ。


抽選時間になるとすごい列になっておりスゲー人気店やねなんて秀吉に話していた。


いよいよ抽選となり、店員か持っている箱の中に手を突っ込んで一枚の紙を取り出した。


その紙に店員にハンコを押してもらいその場を離れた。


「抽選何番でした?」


「まだ見てない、何番やった?」


「僕もまだっす!」


「ほないっしょに見よか」


「モスで見ましょう。」と言われ近くのモスバーガーに入った。


適当なセットを頼み2階の喫煙室に入った。


せーので出そうという事になり、二人で

「せーの!」と紙を出した。


僕が110番位で秀吉が14番だった。


秀吉はテンションが上がり!

なんかもう勝った気分でいた。


まどマギ行くっす!まどマギ行くっす!と何度も言い。


「貴一さん、何座るんすか?」


「分からん、適当に座るわ」

とええ時間になったので再びジパングに向かった。


10時になり続々と入店しているのを見ながら

何打と?と考えながら店に入った。


入ってみると、人だらけでどの台もおさえられていた。空き台はジャグとかよくわからん台で


誰も座らないジャグに座って。


お金を入れていた。


その時僕は、ジャグラーはあまり好きじゃなく、空き台ないかなとウロウロしながらジャグラーを回していた。


ガコッと音を立て光るランプを見ても興奮しないし、ペカッと光るランプも「あっ入った」


ぐらいの感覚。


12時を回り、空き台を探しついでに秀吉を見に行くと、何度も液晶のヒロインを触りながら

打っていた。

僕が近づくと、秀吉は「設定よくなさそうです。」

と言ってきた。「ほなやめたら?」

と聞くと、「辞めれないっす」


「レベル上げてますし」と液晶の表示がマイスロ登録されておりレベルが上がるとなんか変えれるらしかった。


ジャグのコインも飲まれ(投資は2千円)


空き台も無いので途方に暮れていた、

店では ゴーイングステディの曲がやかましく聞こえた。


秀吉に、「渋谷行くけど行かん?」


と一応聞いてみたが予想通りの答えだった為


中野駅を後にした。


電車に乗り渋谷に行こうと思っていたが

乗り換えるのが面倒になり


新宿に行くことにした。


P-Worldと風俗特報を見ながら…

後半戦

僕はビールを飲みながら

「必殺技ってなんなん?」と聞くと、

嬉しそうな顔で「内緒っす!」と朝と同じような顔で笑っていた。


6レースが始まり案の定僕は外し、秀吉君の顔を見ると、聞かなくても察した。


秀吉君に「必殺技ってなんやってん?」


すると、馬券を見してくれた。


3連複のboxを10頭選んでいた。


14頭中10頭選んで外していたんだ。


まさにこれは、秀吉君の中の必殺技で収支度外視の当てにいく馬券であり、必殺技でもある。


「やり過ぎちゃうか?」と聞くと、秀吉君は

黙っていた。


競馬って難しいなあと思っていたところ

とうとうメインレースの時間になった。


僕も秀吉君も一つも当たらず、メインを迎え

僕は、ここで捲るしかないなと決心していた。


「よし、メインはミッキーアイルに一万単勝でいこ!」と秀吉君に話していた。


秀吉君は、買い目も教えてくれず二人で馬券を購入しに行った。


ファンファーレが鳴りG1独特の雰囲気になっていた。


僕はもドキドキしながらレースに備えた。


不良馬場の中僕は2番人気のミッキーアイルに注目して、その馬だけを見ていた。


どっとスタートし、ミッキーアイルが先頭たち逃げていた。これはミッキーアイルのいつもの勝ちパターンであり、「僕は興奮しそのまま!」と叫んでいた。


コーナーを回り、行けるかと思っていた矢先

ミッキーアイルはどんどん馬群に沈みオワタとと思い、競馬は分からんなと改めて感じていた。

レースは1番人気のジャスタウェイが勝ち2、3着は人気薄か来た。


僕は、ビールを買いに行き

秀吉君にもビールを渡した。


聞くまでもなく秀吉君も外したのは直ぐにわかっていた。


レースが終わり、最終が残っていたが


「飲みに行こか?奢るわ」と言ったが

「帰りたいです。」と秀吉君。


「そうかわかった。」と言って

駅まで歩いて行った。


秀吉君は、一言も喋らない。


電車が来て乗った。


「なんぼ負けたん?」

「なんぼ負けたん?」


しつこく聞くと、ポケットから外れ馬券が出てきた。それを受け取ると、まずその厚さにビックリした。


トランプの束ぐらいあり、1レースからどんどん額が上がりメインは20万位かけていた。


かける言葉も見つからず、そっと外れ馬券を返した。


外れ馬券を残している事にも驚いたがその額にも驚いた。


僕は2万位の負けで済んだので負けているのに

なんか良かった。なんて思考になっていた。


多分、秀吉君は50万位負けたんだと思う。

飯の誘いを断るぐらい落ち込んでいるいたので相当な凹み用なのは分かるが、なんでそこまで賭けたのか分からなかった。

(後に秀吉の気持ちが無茶苦茶わかるのだが)


下北で秀吉君と別れてまだ時間があったので

僕は、最寄り駅の一つ手前で降りた。


そう、パチ屋だ。


適当にキン肉マンのパチンコに座りそれが直ぐ当たって競馬の負けを取り戻し、今日飲んだビール代も勝ったんだ。


帰りしなに、秀吉君にもう一度飲みに誘おうと電話したがとらず、お土産を買って家に帰った。


布団に入り

僕はキン肉マンの動画を見ながら寝た。